【夏の安曇野おひとり様旅②】安曇野ちひろ美術館と蕎麦&ブルーベリー

アート

安曇野ちひろ美術館

AM10:00開館直後に「安曇野ちひろ美術館」に到着しました。

こちらは安曇野ちひろ公園と併設になっていて、豊かな安曇野の自然を堪能できる広い敷地内に
美術館も建っています。

公園はフリーに立ち寄ることができるのでお散歩の方もちらほら見られましたよ。

青い空がとってもさわやかできれいでした。

入館すると入場券代わりのしおりのようなマークをいただけるので、バッグなどの良く見えるところに付けます。


その日一日は何度も出たり入ったりできるので、朝一番に来て、途中ランチに抜けてまた見に来てという過ごし方もできます。

いわさきちひろ

信州にとてもゆかりの深い画家「いわさきちひろ」は青春時代に戦争を経験していることから

「世界中のこども みんなに 平和としあわせを」という言葉を残したそうです。

女性として母として、画家として、戦争から高度成長時代という
社会の激動をかけぬけて描かれるちひろの作品からは、

優しさと子供たちの心にある無邪気さと影と
子どもたちを主に描きながらも単純な可愛らしさだけではない
複雑で繊細な「子供」という存在を感じます。

今までいわさきちひろの背景を知らず、何となくちひろの絵には影を感じていたので
子どもの絵ながらも何か淋しい感じがしてあまり好きになれませんでしたが

今回、初めて美術館を訪れていわさきちひろの背景を知って絵を見たとき
同じ女性として共感できる思いと、子供の絵を見てその透き通る心を感じられました。

また改めてじっくり訪れたいと思います。

黒柳徹子氏の幼少期を描いた本「窓際のトットちゃん」の挿絵がいわさきちひろであることは有名ですが、トットちゃんの世界観もふんだんに味わえます。

そして、さりげなくちょっと飾られているお花などが本当に素敵でした。

子供に嬉しい美術館

絵本の部屋

安曇野ちひろ美術館は日本で初めての絵本美術館だそうでして、世界中日本中の絵本のコレクションルームがありまして、ここで好きなだけ絵本を読むことができます。

3000冊所蔵しているとの事です。

本棚の上からはおなじみの絵本のキャラクターが子供たちを覗いています。
「何の本を読んでるの~?」って感じかな。
私の大好きなガマ君とカエル君が居ました。こんな演出も可愛いですね。

アートがいろいろ

館内はいろいろなところにアートがちりばめられています。

こちらは、ユゼフ・ヴィルコンの「動物の楽隊」です。
楽しそうなワクワクする感じです。

天井には同じ作家の魚のオブジェが泳いでいました。

思わず目を奪われますね。子供が夢中になりそうです。

企画展

チョウ・シンタ展

長新太さんという有名な絵本作家の企画展をやっていました。

私と同じ現在ミドルエイジの皆様は絶対子供の頃一度は見たことがあると思います。
「キャベツくん」とかあまりにも有名ですね。私も子供の頃夢中でした。

ナンセンス絵本の巨匠です。もともと漫画家だったそうです。

大人になってから見ると意味が分からないんで思わずなんだそれって突っ込みたくなるんですけど、
子供の頃はそんなことも思わず、意味のない世界を素直に受け入れて楽しんでたなーっておもいます。

改めて、子供の視点を思い出せる絵本っていいなあと思いました。

長野県内にはこのちひろ美術館をはじめとしてたくさんの絵本美術館がありますので
また色々ご紹介していきたいと思います。

トットちゃん広場

公園の一部にトットちゃん広場がありまして、トットちゃんの世界観が散りばめられているそうです。

実はトットちゃんは読んだり観たりしたことが無くデティールが分からなくて残念だったんですけど
なんとも可愛い広場でしたし、緑が本当にきれいでした。

大きな桜の木の下に小さな椅子が二つ、どんなエピソードがあるのでしょう。

北アルプスも絶景でした。ここに座ってゆっくりコーヒーでも飲みたい。

トットちゃんの電車の教室の中は図書室になっています。子供の学習の本や絵本がありました。

電車の座席には絵本でおなじみのキャラクターたちがちょこんと座っていて
これがまたなんとも可愛くてたまりませんでした。

エリックカールの「ネズミのフレデリック」です。

まとめ:安曇野ちひろ美術館

ちひろ美術館は今回の旅の一番の目的だったのですが、本当に来て良かったなあと思いました。

いわさきちひろの人生を知って、作品を観て今までと全く印象が変わって感動しましたし
私は絵本ファンなので、様々な絵本の世界に触れられたこともとても楽しかったです。

一度だけでは細かいところまで見ることができなかったと思うので、また是非再訪したいと思います。
企画展でなにか面白そうな展示があればそのタイミングで何度再訪しても楽しめるのではないでしょうか。

信州蕎麦とブルーベリー狩り

二日目のお昼は絶対お蕎麦にすると決めていました。
信州に来たら一回は必ずお蕎麦を食べなければ信州に来たとは言えません!

そしてもう一つ私の大好物であるブルーベリー、信州の寒暖差がおいしいブルーベリーを作るんですよ。
今回の旅ではブルーベリー狩りも挑戦したいと思いつつ、時間的に厳しいかなと諦めていたその時
看板を見つけてしまいました!

蕎麦処こうや

朝、美術館へ行く直前に看板を見つけていました。
「手打ちそば」と「ブルーベリー農園」
ん?まさかお蕎麦屋さんでブルーベリー狩りもできちゃうの?と
美術館を出るとき検索して確認してみるとやはりそのようでした。

店構え的に、お蕎麦も絶対美味しいと思われる!期待大!

季節の野菜の天ぷらもありましたが、この時期にしか食べられない幻の食材「根曲がり竹」の天ぷらをチョイスしました。香ばしさと甘みが普通のタケノコとは全く違う美味しさです。
これは信州や新潟、東北など一部の地域のこの時期じゃないとほんとにお目にかかれません。

季節のキノコおろしもチョイス、大きな山なめこに夏大根が辛くて蕎麦によく合います。

お蕎麦はやはり香りが違いますねー!おそらく二八だと思いますが十割でなくとも十分蕎麦の香りが立ってます。
ちゅるりとのど越しもよく、おつゆも出汁がきいてて甘すぎず美味しかった。

ちなみに2枚頼んでしまったのですが、普通の食欲なら1枚で十分です。
注文する前に量を聞いたのですが、ゆでる前で200gと教えてくださって、
ふつうに十分な量だとわかるのに、なんか頭が回らなかったんでしょうね、
少ないかな~って悩んで2枚にしてしまいました。多かった、私のミス。

平林ブルーベリー農園

女将さんにブルーベリーのフレッシュジュースをお勧めされたのですが、
その時すでにお腹いっぱいでして、メニューをみると

「お食事された方、ブルーベリー狩り体験¥1000→¥500」
とのことでお願いしました。

お蕎麦屋さんはミドルエイジ世代のご夫婦でやってるのですが、
ブルーベリーはどうやらお父様っぽい感じ。
おじちゃまに軽く説明を聞いて、私はブルーベリー農園に放たれました。

本当はこういうのは午前中の早い時間のほうがいいのでしょうね、味的にも。
でも十分フレッシュで甘いブルーベリーを堪能することができました。

木によって品種が違うようで色々なブルーベリーの味を楽しみました。
ちょっと暑かったので長時間居られませんでしたがお持ちかえりに500gほどゲット。

ちなみに時間制限はなしの食べ放題お土産100g付。
追加お持ち帰りは別料金でしたが、道の駅などで買うより全然安かったですよ。
値段忘れちゃいました、すみません。

まとめ

長野県は以前に計4年ほど暮らしていたこともあり、実は南北にわたって知っている場所も多いし、知っている道も多いのですが、今回のように宿泊を含めた旅はほとんどしたことが無かったので新鮮でした。

そして、美術館が多いことや自然に浸れるところなど女性のおひとり様旅にはすごく相性がいいところだなあとも実感しました。

知ったつもりの長野県も、当たり前ですがまだまだ未体験の場所があるなあとしみじみ。
メジャーな観光地などは特に今まであえて行ってこなかったところでもありました。

女のおひとり様にナイスなお宿もまた探してみたいとも思いますし、土地勘はあるので
今後も長野県内はメジャーな所もマニアックな所も併せてたくさん巡って
レポートしていきたいなあと思いました。


ではまた!ネクストおひとり様!

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