福井への旅 永平寺編

一人旅

もう一つのメイン!永平寺!

永平寺に行きたいと思ったのは精進料理に興味を持ち、YouTubeを見ていて知った広島県の普門寺というお寺のご住職である吉村昇洋さんという方が曹洞宗の総本山である永平寺での修行のお話をされているのを聞いて「禅」「曹洞宗」「永平寺」てどういうものだろうと興味を持ったのです。

永平寺はもちろんの事、永平寺町という町もとても気になる町でした!

福井市街から永平寺町へ

なんだかんだでまだまだ現金…

永平寺では一日3回の座禅体験を行っているとのことでぜひ参加したい!第一回目は10:00、GoogleマップによるとAPA福井片町からは約20分との事、しかし寝坊してしまい出発時刻すでに9:30、超ぎりぎりだなと思いつつとりあえず行ってみるか!とまっしぐらの車を走らせました。

バイパスを走って行って、下に降りると広がる田園風景。「おおー!めっちゃのどかでいいところだなあ」とテンション上がり永平寺の門前町に到着!したところで気付く…

そういやあ、こういうところってほぼ現金対応よな…案の定、という事で「ATM…ATM…」この写真のが正面入り口でこの向かって右側に観光協会があったので一番近ATMを聞いてみた。やはり町へ下りないと無いってことで10:00の座禅は諦めてゆっくり昼食をとってから次の13:30の座禅体験に参加することにした。

町の交流館

永平寺の周辺は自然豊かだがそんなに山奥でもなく道が険しいわけでもなく、役場のある町の中心部までは車で10分ほどなので行き来はほぼ不安なく、町の中心にはコンビニやスーパー、飲食店、ガソリンスタンドなど整っているし、田舎暮らし経験者の私としてはとっても住みやすいとこなんじゃないかと思って興味を抱きました。

セブンイレブンで無事現金を下ろして戻ろうと思うと気になる建物、「えい坊館」

どうやら地元の交流施設のようで気になり入ってみると、中にはちょっとした地元の特産品販売コーナーと、観光や移住関係のパンフレットコーナーがあって、その奥にはカフェも併設されていました。

地産地消のフェアなどもやっているそうなので、また来てみたいなあと思いましたよ。

いいかんじでした!

さて、良い時間になってきたので永平寺方面へ戻る。

門前町でランチ

再び門前町に到着、町営?のコインパーキングもあるし地元の方が呼び込んでるPもあるし。私は地元の方の呼び込みPに停めることにしました。一日停めるならその方が少し安いとこもあります。

なんか、おばあちゃんちに来た感があっていい感じの町ですねえ、ランチは名物の越前蕎麦にします。

店先をお花で綺麗にしているお店はいいお店だっていうのは「オモウマ」のセオリーってことでこちらの「一休」さんでいただきました。

確か「永平寺セット」だったかな?お蕎麦とゴマ豆腐と蕎麦団子ときな粉、天かすがついてきます。

お出しが薄味でしたけどほんとに上品でね、「ああ、永平寺だなここは」と思いました。動物性の食材は使われていない感じでした。ボリューム感はないのでちょっと物足りない気もしますがとても美味しかったです。

越前蕎麦って愛知民でいうとこのきしめんみたいにちょっと太切りのお蕎麦のようで歯ごたえあり美味しかったです。ちなみに、ソースかつ丼も福井の名物のようで、そちらが付くセットもありましたのでがっつり食べたい方も大丈夫です。

お隣には洋菓子専門店が併設されていてアップルパイが有名なようです。一休さんでも焼きたてを食べられるそうです。今回はお腹いっぱいで遠慮しちゃいましたがすぐ売り切れてしまう人気商品のようなので次回はぜひ頂きたいと思います。

いざ!永平寺

まずは参道

こちらが正面で参道の入り口です。観光協会さんのすぐ横で、宿坊体験のできるお宿「柏樹関」さんもこのすぐ近くにありました。私の身分にはちょっと高級ですがいつか泊まってみたい。

なんかいきなり超おしゃれなショップとカフェがありました。新しくできた商業施設だそうで「HikariTerrace 輝坊」だそうです。【永平寺】伝統工芸とカフェの新施設「Hikari Terrace 輝坊」を現場リポート!|ふく旅記事|【公式】福井県 観光/旅行サイト | ふくいドットコム

参道には郵便局もあって、以前は永平寺の記念切手セットも販売していたようです。

通用門周りを散策

13:30の座禅体験までまだ時間があるので少し周囲を散策しました。

倉庫の前にこんな感じで羽織が干してあるのを見ただけで永平寺の修行僧の皆さんの姿が目に浮かんでテンション上がります。曹洞宗永平寺の修行というのは暮らしの全ての事が修行という事だそうなんです。朝の整容も入浴も掃除も食事も、そしてその一つに精進料理もあるのだという事だそうです。

一葉観音さまだそうです。美しかったです。

いよいよ本殿へ

永平寺全体はこのようになっております。通用門で入館料を収めて、吉祥院というところで座禅の申し込みを行います。永平寺全体に見学をすると大体1時間くらいになるので座禅体験前に見学をしました。

まず見学したのはこちらの広間です。天井絵が圧巻です。永平寺の周りの四季の風景を一つ一つ切り取ったのだろうなあと思うとこの世界の自然の美しさを感じます。

鏡のように磨かれた木の廊下です。禅の掃除なのでしょう。なかなかできることではありませんが、私もこのように生活の一つ一つを丁寧に送ることに憧れます。今のような仕事に追われる忙しすぎる毎日では無理でしょうけどね。

この廊下を見ていると、どのように人生を生きていくことが本当の豊かさなのかと考えさせられます。

こちらは仏殿と呼ばれるところです、永平寺全体の真ん中あたりに位置するかと思います。

一番奥の法堂という場所からの眺めです。永平寺が清らかな自然の中に包まれていることを実感できる場所でした。

座禅体験

開始5分前の13:25までには吉祥院のロビーのソファに座って待機するお約束になっています。

時間になりますと修行僧の方が案内してくださいます。体験座禅は吉祥院の4階で行われるので階段を上っていきます。

座禅体験中はすべての手荷物を手放し、靴下も脱ぎます。

私語も慎みます。修行僧の方が座禅の方法について詳しくレクチャーしてくれますので安心です。

お香の香りが心地よくかなり集中することができ、私にとっては20分くらいだったのかあっという間の座禅体験でした。

越前蕎麦おかわり

永平寺をぐるりと見学し、座禅を終えお腹が空いたので門前町で2回目の越前そばをいただきました。

大根おろしがたっぷり入ってつゆもちょっと甘めで美味しかったなあ。なによりこのお店のレトロ感が好きでした。

まとめ

福井旅を振り返って

はしもとみお展からお泊りグルメ、永平寺までとその途中で触れた地元の方々、福井全体に不思議と優しさを感じた旅でした。

まず旅全体を通じて反省したのは、自分は急ぎすぎているってことでした。なんでも分刻みで考える癖があって限られた時間の中に体験を詰め込もうとしてしまう。

もっとゆったりと一つ一つの体験を味わっていきたいと思ったし生き急いではもったいないと思いました。

ってなわけで、福井県とても素敵なところでした。

永平寺では一泊二日の修行体験もできるそうなのでそちらもまた体験してみたいと思いますし、日本海側や恐竜博物館、そして永平寺町のディープなローカル体験にも興味あり。

また何度でも訪れたいと思いました。よき旅でした!

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