福井への旅 1日目 はしもとみお展編

アート

「はしもとみお展」と「永平寺」

以前から気になっていた彫刻家のはしもとみおさん

GW家でゴロつきながらスクロールしていたインスタに流れてきた展覧会の写真が目に留まった。

ツキノワグマの彫刻、何とも言えない温かさに、どうしてもこの子に一目お会いしたいという気持ちになり、どこで開催されているのだろうと見てみると、福井県「金津創作の森美術館」とのこと。

調べてみると自然豊かな環境の美術館で、森に包まれたロケーションでツキノワグマのあの子にお目にかかれると思うとワクワクが止まらなくなった。

前から見たいと思っていたはしもとみおさんの作品、これは行ってみるいい機会かも(^^♪

福井といえばもう一つ憧れの場所があった!そう、「永平寺」

もともとお寺が好きというか仏教と精進料理が好きで、その中でも禅宗の総本山である永平寺にはとっても興味があったので以前から行きたい場所として思っていたところ!

福井県は何度か行ったことはあるけど登山とキャンプのみだったので、まだ未知の場所。

これはなんだか新しい発見に出会える予感がするなあ…っというわけで

展覧会終了ぎりぎりで予定を立てることができたので、一泊二日で福井へ旅に出ることにしました。

出発!はしもとみお展へ

久しぶりの福井県

福井県を訪れるのは4回目で、登山で経ヶ岳と赤兎山、キャンプで九頭竜湖へ行ったことがあるけれど、単独で自ら目的をもって行くのは初めてだったので実質初めての福井県という気分だった。

AM6:30にマイカーで自宅を出発、2時間ほどで福井県に入る。

職場の同僚からおすすめされていた北陸自動車道の杉津PAの「夕日のアトリエ」という展望スポットに立ち寄った。

夕日の絶景スポットとして有名らしい

愛知県からでは行きにしか通らないので夕日の時に立ち寄ることはあまりないかもしれないけど、日本海を眺めて福井の豊かな自然を感じられる素敵なスポットでした。

ぜひ夕日の時にも来てみたい

金津創作の森美術館にはオープンちょっと前に到着、愛知からは休憩含めて約4時間くらい、まあ近くはないけどめちゃくちゃ遠くもないって感じ。

美術館はほんとに森の中にあって、さわやかで癒される空間。まるで絵本の世界。

さわやかな緑に期待膨らむ

音を刻むいきものたち

メインビジュアルにははしもとみおさんの愛犬「月くん」のおにぎりを咥えた姿がお迎えしてくれました。

そして入口へ向かう途中、上を見上げると…

これもはしもとみおさんの作品

青空の中を猫さんがお散歩、晴れの日は自由きままにお散歩に行ってしまうとのこと。

AM9:30に提示会場のある建物「アートコア」へ。開場までショップを見て過ごす。

ポストカードとかステッカーとか、どれも魅力的なものばかり!先にお買い物でもうテンションMAX!

現在もかわいいの余韻に浸る

そして先頭に並び、AM10:00の開場で一番乗りで入り、誰もいない会場で私と動物達だけの空間を思う存分に堪能させて頂きました。

正直、ものす~んんんごく!贅沢なきもちでしたよ。

このとき、「ああ、これって一人旅の真骨頂かも…」とさえ思いましたね。

館内撮影OKとのことで、ツキノワグマのあの子の姿もカメラに収めることができました。

目が優しすぎるだろ

この日は日曜日という事もあり、親子で来られている方がとても多くて、入場からしばらくすると子供たちの元気な声があふれていることに気づいて、それがまた作品たちと共鳴しあっていたように感じました。

ツキノワグマのあの子は、お腹にちょうど子供が座れるくらいのくぼみがあって、子供たちがあの子のお腹に包まれている姿は何とも温かかった。

宇宙に行った犬

そして、「宇宙へ行った犬」の世界。宇宙にはたくさんのいきものたちが星に座っていて

いきものたちの命が、そこに静かに漂っている感じがしました。

ヒコーキ耳!

そして最後はいきものたちがワイワイ音楽を奏でる町へ、おにぎりを咥えて逃げちゃった月くんを発見。私たち人間が知らないところに賑やかないきものたちの町があるような、楽しい空間でした。

そして、展示会場の中が人であふれてきたのでいったん外へ、半券があれば当日中は自由に出入が出来るとの事。

森や庭は野外美術館となっていて、木の幹の高いところにある鳥の巣箱や、ツリーハウスなど17の野外作品が点在している。

「森のために」

休日ということもあり、ファミリーやカップルが多くてちょっとアウェイな気分にもなったが、そんなことより朝が早くて昼前にしてすでに腹ペコだったこともあり、ベンチに腰掛けてコンビニで買ったカレーパンを食べる。

森の中で鳥のさえずりを聞きながら、木々の間からさわやかな風が吹いてきて、何も考えなくていい

贅沢な時間すぎて、一人で旅する自由をしみじみ感じた。

ベンチから眺めるツリーハウス

この後再びアートコアへ戻り、はしもとみお展をもう一周堪能し、カフェにも立ち寄りたいなった思っていたものの、さっき食べたカレーパンで中途半端にお腹が膨れちゃったのでカフェは見送って、金津創作の森美術館をあとにしました。

また何か気になる展覧会があればわざわざ行きたいなあと思える素敵な美術館でした。

金津創作の森美術館 | 福井県あわら市 〜人と自然、アートが交差する。〜

いきものたちへの愛

この展覧会を見るために福井へ来て良かったなあーって心から思いました。

はしもとみおさんの、いきものたちへの「愛」ひたすらに愛おしい気持ちに私も満たされました。

愛って、シングルで子供も持たない私にとっては捉えにくいもので、40歳を超えても

未だにはっきりと自覚したことのないものなのです。

だけれども、はしもとみおさんの作品からははっきりと、その愛というものが見えたし感じられました。

これがアートの凄いところなのかなとも思いました。

見る人の心の中に自覚のない感情なのに、作品を通じてその心が形になって見えてしまうという体験。

でもきっと、少なからず私の中に潜在している感情があるから、だから私自身の感情と作品が共鳴することができたのだろうとも思います。

目がやっぱ優しいよね

PM、福井を迷走する…

絶妙なローカル感

さて、美術館を後にしてとりあえず出発!ランチしようと車を走らせてみるものの、飲食店がほとんど見当たらない…

そりゃ仕方ない、だって私は好んで自然豊かな田舎なエリアに来ているんだからね。

方向は本日の宿泊エリア方面に車を走らせていると、「しょうぶまつり」の看板を発見。

お!これはなんだかローカルな魅力に出会える予感、寄ってみよう!

地元ダンディとマダムからキッズまでが集う
絶妙な規模

地元のキッチンカーや歌のステージなどがあって、花も絶妙にまあまあ綺麗で、期待通りにローカル感を満喫しました。観光客というより地元の方向けのイベントなんだろうなあという感じで、花菖蒲の栽培が盛んなのかなーっという感じでした。

地元キッチンカーで何か食べようかなと思っていたものの、さっきのカレーパンで腹減らず見送り  既にこの時点でランチ難民になる予感がしておりましたね。

カヤック体験なんかも行われていて、おもしろそうだなーやってみたいなーなんて思いつつスルーしてしまう。こういう時、おひとり様だと迷いつつもサクッとスルーしてしまいがちなんだよなーなんて思いつつ、花菖蒲まつりを後にして先へ進みました。

またな!あわら北潟湖畔!

花菖蒲まつり https://fuku-iro.jp/event/detail_11760.html

火曜サスペンス劇場!!

ナビをみると、どうやらあの有名スポットが近いらしい…

そう、それは名だたるサスペンスドラマで有名な「東尋坊」だ。

まだ宿へ向かうにはだいぶ早いし寄ってみよう!というわけで向かう。

駐車場へ到着すると、入り口で地元ダンディがお出迎え

「東尋坊は初めてですか?どちらから?ようこそ遠いところからお越しくださいました。あちらの建物の右へ曲がって進んでいくと、あの有名な東尋坊です。気を付けていってらっしゃい」         というような事を流暢にご案内、駐車料金を払い車から降りあたりを見渡すと、人気も少なく

絶妙な廃墟感!!! うわー、嫌な空気ただよってる、さすが東尋坊。

あらー、やっぱり自〇の名所として有名だものねー                        はっ!私、女一人でこんなとこ来て勘違いされるかしら!っと思ったけど。

だって、パン柄だもん

こんなご陽気なスタイルのおばさん、ぜったい大丈夫じゃん。

寂れっ

んで、廃墟感満載の角を曲がったら、急にちょっと江の島感、結構観光地だし人もまあまあ居るね。

この先もうちょい賑やか

ってなわけで、かの有名な東尋坊はしっかり観光地化されており、断崖絶壁もそんなにめちゃくちゃ怖い感じでもなく皆さん結構先のほうまで行ってました。でもやっぱり高所恐怖症の人的には怖いかな。

浜焼のお店がたくさん並んでいていい匂い。ここらでランチにしようかなーって思ったんですが、意外とどのお店の混んでいて、そんなにお腹も減ってなかったので見送り。

浜焼の貝の串焼きを1本食べ歩きして東尋坊をあとにしました。

東尋坊 https://www.toujinbou-yuransen.jp

福井市街へ

麺の匠は外国人!?

完全に昼食難民となり、お宿に向かう道中、市街地へ行くのだからラーメン屋くらいあるだろうと思いターゲットをラーメン屋に絞り車を走らせるもなかなか見当たらず。結局腹ペコ。

もう、ほとんど宿の近くの市街地へ来てやっとラーメン屋を発見。

「麺匠 麦之助」ググってみると評判よさそうで店名も麺にこだわりのある感じがしたんで入店。     お店の前には自転車が沢山とまっている。学生さんにも人気なのかな?

入店すると、「無音」BGMなし、そして店員さんは全員アジア系の外国の方。あ、自転車。

ググってレビューを見たところ鶏白湯で人気のお店らしい。けどあっさり系が食べたかったので中華そばを注文しました。でも、大丈夫かなあ…ちゃんとラーメン出てくるかなあ…と不安MAX。

「オマタセイタシマシタァー」と着丼、……ちゃんとしっかり美味しいラーメンでした!

入店したときはBGM無いし店員さんみんな外国の方だしイメージしてたのと違いすぎて不安MAXだったけどラーメンめっちゃおいしかった。思い込みとかイメージっていかんなあと反省。

スープも麺も◎

CURU-Fで福井の味ゲット

さあ、結局いろいろ巡ってきてその時はすでに14:00、宿へのチェックイン予定は15:00というわけでなかなかタイトなスケジュールとなってきた。

宿泊は素泊まりの予約なので夕食を外食にするか中食にするか迷っていたのですが、宿ではサウナにゆっくり入りたいしサウナを出てからメイクするのはめちゃくちゃめんどくさいという結論に至り中食にすることにしました。

買い出しに福井グルメが一堂に集っているであろうという事で、福井駅前の「くるふ」というショッピングエリアへ。駅の近くにはたくさん駐車場があってお買い物をすると駐車サービスも受けられます。

動くと意外とびっくりする

駅前にはリアル(かどうかは誰にもわからんけど)に動く恐竜が!さすが福井!

そして「くるふ」のなかには県内の名店の美味しいものが期待通りに集合していました。

福井といえばやっぱり海の幸なのかな?日本海近いしなってことでお寿司系と日本酒、そしてお菓子なども買ってお宿へ向かいました。

なんだかんだで忙しくて買い物時間わずか30分ほどかな、もっとゆっくりみたかったなあ。

くるふ福井駅 公式サイト

っというわけで前半はここまでで、後編ではお宿、くるふでの購入品から二日目の事を綴りたいとおもいます。では!

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