【高野山ひとり旅③】奥の院弘法大師御廟と絶品精進料理

グルメ

奥の院へ、ついにスーパースター弘法大師に会いに行く

一の橋と中の橋|奥の院参拝スタート地点の違い

高野山・奥の院へ向かう参道には、スタート地点として有名な「一の橋」と「中の橋」があります。

それぞれの特徴を押さえておくと、自分の旅スタイルに合わせて選べます。

一の橋:王道ルートで奥の院全体を味わう

  • 特徴:奥の院参道の入り口で、正式な参拝ルートのスタート地点。
  • 距離:ここから御廟まで約2km。ゆっくり歩くと30分〜1時間程度。
  • 雰囲気:参道の両脇には大小さまざまなお墓や慰霊碑が並び、歴史と荘厳さをじっくり味わえる。
  • 向いている人:奥の院全体をしっかり見たい、歴史散策を楽しみたい人向け。

中の橋:手軽に奥の院を感じるショートルート

  • 特徴:奥の院参道の途中にある橋で、御廟までの距離を短縮できる。
  • 距離:ここから御廟まで徒歩10〜15分程度。
  • 雰囲気:すでに多くのお墓が並ぶエリアからスタートするため、いきなり奥の院の雰囲気に浸れる。
  • 向いている人:時間が限られている、一日で他の観光も回りたい、または「御廟だけ雰囲気を感じたい」という人向け。

選び方のポイント

  • 時間と体力重視 → 中の橋スタートでコンパクトに楽しむ
  • 歴史と雰囲気をじっくり味わう → 一の橋スタートで王道ルート

弘法大師御廟メインでのスタートを選択

正直なところ、奥の院というのはずーっとお墓です。墓地です。

んで、最終的に弘法大師のお墓が最奥にあるというスポットなのですが

この暑さの中の2キロお墓歩きはさすがにしんどいと思っちゃいました。

てなわけで、中の橋からのスタートです。

ちなみに一の橋の駐車場は有料で、中の橋の駐車場は無料というところもチョイスの理由です。

案内図をみてみると、中の橋からでも十分、有名な歴史上の人物のお墓の前を通りそうです。

有名企業の慰霊碑ゾーン

この灯篭の先には日本中の有名企業の先祖代々の墓や物故者慰霊碑などが並んでいます。

有名企業の慰霊碑はやはりめっちゃ大きくて目立ちました。

中にはユーモアを感じる慰霊碑もたくさんあってかなりインパクトが強いゾーンになっています。

いよいよ、歴史的お墓のボリュームゾーンへ

有名企業の慰霊碑ゾーンを抜けると、いよいよ歴史上の重要人物のお墓がずらりと並ぶゾーンに入っていきます。

奥の院・特別母樹林

奥の院の参道沿いに広がる 「特別母樹林(とくべつぼじゅりん)」 は、樹齢数百年の杉や檜が立ち並ぶ高野山の貴重な自然保護林です。

ここからは、一体樹齢何年なんだろうという巨大な針葉樹の古木がずらりです。

鬱蒼とした薄暗い雰囲気に満ちていて、お墓ムードマックスです。

中でも強く印象に残っているのはお市の方の三姉妹のひとりで江姫のお墓です

奥の院で一番大きい石塔なのだそうです。大物です。

ただならぬ空気を感じましたが、幸い私は霊感が無いのでそれ以上のものは見ませんでした。

緊張の弘法大師御廟へ

大物の墓を通り抜けていよいよ弘法大師御廟へ入ります。

御廟へ入る橋からは撮影禁止で脱帽して入らなければいけません。

橋までは大師さまが送り迎えしてくれているのだそうです。霊感無さ過ぎてわからなかったけど。

そして、灯篭堂は、まさかの改装工事中!

奥に大師がいるという事でその裏に回ったところが御廟。

んー、でもよくわからなかった、というのが正直なところ。あまりにも工事中すぎて。

だからね、多分今回は私は大師様に会えていないと思います。

もうちょっと勉強して又出直したいと思いました。

でも一応お参りしたので、御供所で御朱印をいただきました。

ここには水向け地蔵というのもありまして、皆さんお水をかけてお参りされていました。

頂いた御朱印です、1ページ目に弘法大師さまの御朱印を書いてもらいました。

旅の最後に出会った最高の精進料理

高野山内の飲食店は正直なところ、全体的に観光客向けで、価格と中身のバランスが微妙なお店が多い印象のなか、

帰り道に見つけたこちらのお食事処、なんか直感で良いお店感をビビっと感じました。

すぐにググってみると評判がよさそうなので行ってみることにしました。

幸せの精進料理

お店に入り席に着くと、看板娘さんが「精進料理できますよー」と声をかけてくださり

非常に感じがよかったので、本当は天ぷらうどんくらいでリーズナブルに締めようと思っていたところでしたが、即決!「精進料理でお願いします!」と注文しました。

すると、どうでしょう!こんなに美しい素晴らしい精進料理が出てまいりました!

天ぷらは薄すぎず濃すぎずの衣が絶妙にサックサクでアツアツ、岩塩がついているもののこんなに少なくて足りるのか?という少量。

しかし、この天ぷらの野菜のうまみと衣の甘みを味わうには、この極少量塩がベスト!

煮物は甘くて芳醇な出汁をたっぷたぷに含んでジューシーで美味しすぎます。

胡麻豆腐はゴマの香ばしさと濃厚さ、そして滑らかさ、これぞ胡麻豆腐!

ちぢみ蒟蒻というもの、初めて頂きました。臭みは全くなく、ちぢみの触感がまたとてもいい。

粟麩田楽はもっちもち、お味噌汁に香の物、ご飯も美味しいー!

本当に美味しい精進料理に出会えて、最後にこの高野山の印象がガラッとプラスに大きく転じました!

高野山の印象

実は、この旅を通じて高野山の印象は「可もなく不可もなく」という感じでした。

関西の雰囲気になじみがないというのと、正直回る中で接客態度の微妙なお店もちらほらあったりと、

全体の雰囲気的にしっくりこないなあという感じがしていたのですが、

こちらの「みやま」さんのおかげで「また来たい」に一変しました。

食べ終わると間もなくして、看板娘さんが声を掛けられ器を重ね始めたのですが

なんと、こちらの器は入れ子になっていてこんな風にぜんぶはいってしまうんです。

看板娘さんがにこやかに説明しながら見せてくれました。

でも、これは完食しないとできないんですね。美味しかった証です。

本当にごちそうさまでした、お値段も大変良心的な価格でした。

ここのお料理を食べるためにまた来たいです。

料理って絶対、作る人の心が現れるものだと私は思います。

高野山の旅まとめ

一泊二日の高野山の旅、移動距離も長くて滞在時間少なかったですけど

仏教の歴史の中で大きな存在を築いた「真言宗 密教」「空海 弘法大師」について

触れること、そして知ることができて非常にいい機会になりました。

私は昔から仏教そのものの哲学が好きなのですが、宗派ごとの文化の違いやしきたりなどはよく分かっていませんし、歴史についても知識が浅いので、今回訪れてみて直に触れてみて今まで以上に興味を持つことができたのは意味があったのではないかなと感じました。

またどこかへ寺旅に行きたいと思います!

もちろん高野山にもまた行きたいです!

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